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ご挨拶

本間病院で約3年勤務して、同じ小郡市内に精神科・心療内科のクリニックを開業することに致しました。

ここ小郡市は、自然と住まいが調和して過ごしやすい場所です。ゆたかに広がる田園風景や、なだらかな丘陵を生かした住宅地、それに広葉樹の生い茂る雑木林。三国が丘駅の西側には三沢遺跡、東側には井ノ浦公園。いずれも森林浴が楽しめる心地よい散歩コースです。

この住み良い街に拠点を持ち、地域の皆様の心の健康に役立てるよう、自分なりに貢献したいと思っています。

高齢化社会と言われて久しいこの頃です。私が医師となった10数年前と比べても、認知症やその周辺症状の治療を求められる場面が格段に増えました。本間病院では、認知症の初期対応から入院治療まで様々な状況に対応してきました。

​この経験を生かして、これからはそうした方々への訪問診療にも力を入れて参ります。

また、地域のかかりつけ医として、不安やストレス、不眠や物忘れなど、脳やこころの不調について気軽に相談できる存在でありたいと思います。

どうぞよろしくお願い致します。

院長 脇元 隆次

これまでの歩み

精神科医としての自らの歩みを振り返ると、いつも母校の古い精神科病棟での光景が思い出されます。

おだやかに時間の流れる病棟で、医療者と患者さんとが向かい合い、交わされる言葉たち。樹木や草花に彩られた中庭で、のんびりと葉野菜を食む小動物たち。

「ここになら自分の居場所があるかもしれない」

他の診療科とは違うあの独特の雰囲気に触れたのが、精神科医を志した最初のきっかけでした。

 

卒後2年間の臨床研修を経て、玄界灘のほど近くに位置する福間病院に赴任しました。

緑あふれる広大な敷地と「光と土」の理念の下で、精神科医として歩み始めました。ここでは精神科救急や急性期の治療から始まり、長期入院者の退院支援まで、多種多様の治療場面を経験しました。ここでの経験をもとに、精神保健指定医の資格を取得しました。

 

より経験の幅を広げようと次に向かったのは、遠く離れた沖縄の地でした。エメラルドグリーンの美しい海と亜熱帯の森、加えて米軍基地に囲まれた場所に、琉球病院は位置します。

 

その一角にある医療観察法病棟という特別な環境で、難しい状況におかれた患者さんの治療に関わりました。院内の先輩医師、看護師、心理士、作業療法士、精神保健福祉士はもちろん、地域の支援者の方々まで。それぞれが持ち味を発揮し、最善の治療を提供すべく全力を尽くしていました。

この濃密な治療環境の中で、チーム医療のイロハを学び直しました。

沖縄生活に名残惜しさを感じながら、再び福岡の地に戻ることになりました。笑顔と音楽に特色を持つ本間病院を初めて訪れたとき、周囲に広がるのどかな田園風景に懐かしさを感じました。

ここで普段の臨床を行いながら試験に挑戦し、念願の精神科専門医を取得できました。これで形の上では精神科医として独り立ちを果たし、前述のように高齢者の治療場面に数多く関わってきました。

三国が丘駅そばに「地域包括支援センター本間」が設立されたのは、コロナ禍真っ只中の令和2年4月のことでした。興味本位で現地を訪ねたその時、隣の「テナント募集」のお知らせが偶然目に入りました。

クリニックを始めるには手頃な広さで、交通の便もよく、周囲の落ち着いた雰囲気も好ましく思えました。​この場所でなら、自分の持ち味を生かして、より主体的に、いまここで必要とされる医療ニーズへ応えられる気がする。

その直感をもとに、周りからさまざまな支援を受けて、令和3年9月に開業いたしました。

​​​

地域に根ざした医療機関となれるよう、日々の診療を精一杯行っています。

経歴

  • 九州大学医学部医学科
  • 九州大学病院
  • 医療法人恵愛会 福間病院
  • 国立病院機構 琉球病院
  • 医療法人寿栄会 本間病院

資格

  • 日本精神神経学会 精神科専門医
  • 日本精神神経学会 精神科指導医
  • 日本精神神経学会 認知症診療医
  • 精神保健指定医
  • 精神保健判定医
  • 臨床研修指導医

所属学会

  • 日本精神神経学会
  • 九州精神神経学会

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